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ささやかであっても目頭が熱くなってしまうほどに想いの通ったお葬式

直葬・シンプルプラン

お世辞にも、立派な建物とは言えませんでした。
木造平屋。玄関もお風呂もトイレも共同の集合住宅。ご兄妹はその一室に住まれていたのだそうです。

「お身体はどちらにお連れしたらよいですか?」

病院にお迎えに上がりこうお尋ねして、お連れしたのがその建物。私は正直、戸惑いました。

「ご安置しても大丈夫ですか?」
「大丈夫って何がですか?」
「いえ、お隣の方とかにご迷惑にならないのでしょうか?」
「いいんです。この部屋に安置してください」

ささやかな葬儀私たちは、六畳一間のお部屋に、故人様をご安置し、枕飾りを設えました。

「まわりの住人はみんな友達だから、お線香をあげてもらうよ」

その建物の住人の方だけでなく、大家さんまでもがお線香を上げに来られ、仲良くされていた故人様を悼まれていました。

「島方さん。私にはお金がない。一番安い方法で妹を見送ってやりたい」

私はシンプルプランのご提案をいたしました。
葬儀のような儀式のない、ご火葬だけの直葬プランです。

「そうですか。はい、分かりました。ただ・・・」と、喪主様はいったん言葉を詰まらせながら、続けました。

「妹は、生前お金がないなりに身ぎれいにしていました。葬儀が出せない。お寺さんを呼ぶこともできない。でも、最期の最期くらい身ぎれいにしてあげたいと思うんです。納棺師を呼んでもらうことはできますか?」

納棺師による納棺には別途の費用が掛かる旨をお伝えすると、喪主様は寂しそうに肩を落とされました。
私としてもなんとかして差し上げたいけれど、納棺師の技術はとうてい誰もができるものではありません。どんなに費用を抑えても、やはりいくらかの費用はかかってしまうのです。

鯨幕と花「一晩、考えさせてください」と言われた翌日、「納棺師の方を呼んでください」との連絡がありました。

「納棺師の方にきれいにメイクしてもらって、みんなで囲んでお見送りしてあげたいんです」

病床でつかれきった故人様のお顔も、納棺師の手できれいに鮮やかに甦るようで、「わー」「きれいだねー」とみなさまも感嘆の声を洩らされていました。

「わしたちがお金を出し合ったんだ」

と隣人の方々が自慢気に私に語りかけて下さったときの笑顔がものすごく印象的でした。

火葬場ではわずか7人でのお見送り。
儀式も、寺院の読経もないお葬式。
とはいえ、たとえささやかであっても目頭が熱くなってしまうほどに想いの通ったお葬式でした。
お参り

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茂木さん
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