母(故人)にはつきあいがほとんどなく、家族たちも近所づきあいなどあまりないので、葬儀は簡素なものでよいとはじめから決めていました。
最近増えている「直葬」で済ますのでもよかったのですが、私の息子と娘(母から見たら孫)が、せめてお葬式をしてあげようと、こじんまりとした祭壇で、家族わずか4人で葬儀をしました。
それでもお寺様にお経をあげていただくと、じんわりと感じるものがあり、葬儀をしてよかったなと思えました。
直葬だと、きっとこうした形で、ゆっくりと母と向き合うこともなかったのだと思います。
斎場を借りて、通夜と葬儀を執り行うことで、通夜の晩に斎場に泊まって母と一緒にいることができましたし、家族たちと夜が更けるまで母の思い出話にふけることができました。
どんなに小さな葬儀でも、直葬よりも費用はかかってしまいますが、家族葬にしてよかったと思っています。
本当にありがとうございました。
【スタッフより】
お葬式は、本当に最初で最後、一度きりです。
私たちは、お客様に悔いのないお葬式をいていただきたいと考えています。
合理的で、費用を抑える葬法として、昨今直葬を選ばれる方はどんどん増えていますが、厚海様の場合、よりよいお葬式は、きっと少しでも長い時間、故人様とご家族の皆様が同じ時間を共有することでないかと感じました。
直葬では、その時間があまりにもなさすぎます。
費用のご負担はいただいたのですが、それでもみなさまにとって、直葬ではなく家族葬を選ばれたことでご満足いただき、本当に何よりです。
厚海さま、ありがとうございました。