2番目に多く行われている家族葬
全体における家族葬の割合はどのくらいだと思いますか?
現在、一番多く行われているのは、全体の42%を占める一般葬です。
また、参列者の数が平均30人以下の家族葬は、32%と二番目に多く行われています。
火葬場などでのお別れの時間を設けた、通夜と告別式を省いた直葬が3番目に多く行われ、全体の16%といわれています。
ついで、一日葬と呼ばれる初七日まで終わらせるお葬式は9%、会葬は全体の1%ととても少ない件数なのです。
また、家族葬を含めた小規模な葬儀が多く行われるのは関東地方や、近畿地方などの大都市圏です。
一般葬、一日葬、火葬式に関しては地域のしきたりに沿って、どの葬儀にするのか決められる事が多くなります。
一例として、昔からの習慣がある地域では基本的に一般葬が選ばれます。
一般葬と家族葬が同等の割合で行われるのは、北海道と関東地方です。
これらの地域は、家族葬に対して柔軟な考えを持っているので、家族葬に対しての反対が起こりづらいのです。
時代の変化と共に変わる葬儀の内容
現在の日本では、小規模な葬儀を希望する方が増え、家族葬を希望する方が全体の7割までに上がっています。
人口が減り、高齢化が進んだ未来を考えると、費用が多くかかる一般葬よりも、小規模で費用の少ない家族葬は、さらに人気が出そうです。
時代の変化と共に、故人の送り方も変化しています。
昔は村や周りの共同体同士で送るのが主体でしたが、今は土葬から火葬に変わり、住んでいる場所も、家族の生活スタイルも変わっています。
そのような環境変化の中で、誰しもが周りとのつながりを深く持っている訳ではないのです。
こういった時代背景の変化もあり、故人を送る時も、とても親しい方のみを呼ぶという家族葬の割合がどんどん伸びているのです。