家族葬の後、すぐに必要な事務的な手続きに取り掛かる
家族葬であれ、一般葬であれお葬式の後に行う必要があることは沢山あります。
家族葬の場合、会葬者が少ないのもあり一般葬に比べると少なくはなりますが、事務的な手続きはホッとする間もなく開始する必要があります。
- 1.法要・納骨・四十九日などの供養
- 2.家族葬でお世話になった方々への挨拶や引継ぎ
- 3.相続などの法的な手続き
- 4.名義変更などの手続き
遺族からすると、家族葬が行われている時から考えてしまうのは、1.の法要や納骨、四十九日などの供養でしょう。
しかし、お葬式の後に真っ先に行う作業は違うのです。
書類の引継ぎと立て替えの清算を家族葬後にすぐに行いましょう
実際は、最初にする必要があるのは、2.の葬儀でお世話してくださった世話役や受付をしてくださった人達からの事務的な引継ぎと立て替え清算です。
お葬式が終わったらすぐに、香典や会葬者名簿、現金出納帳、供花供物帳、香典張、弔電などの必要な書類などを渡してもらいます。
この時の注意点は、家族葬を行っている最中にお金が必要になったのに、葬儀に追われてお金を渡す時間がなく、立て替えてもらっているケースです。
このような必要経費の立て替えは、よく起きますので「立て替えて頂いたものはないですか?」と伺い、すぐに清算を済ませます。
立て替え清算と同日に出金額と未払い額を確認する
また同日に請求書・納品書や領収書などを整理します。
出納帳を見ながら出金額と未払い金をしっかり確認しましょう。
家族葬に必要だった費用は実は「相続税の控除対象」なので、この出納帳は正しく記載し、後から見直したとしてもはっきりわかるようにしておく必要があります。書類は当然保管しておく必要もあります。
また、返礼品を家族葬後にすぐ送らなければなりません。
ですので、香典帳や会葬者名簿もきっちり整理してすぐに使えるようにしておきましょう。