自分が遺族の立場で家族葬を行う場合、故人の勤めていた会社の弔問や香典を断りたいケースがあるかと思います。
このような場合の対応の仕方を知っておくことは遺族、喪主のマナーになりますので失礼のないようにしましょう。
故人の会社への報告
故人の会社への連絡はしておくようにしましょう。
会社の服務規程に通常は慶弔事の規定があるので、その弔事休暇、また弔事金などが絡んでくることが多くあるからです。
何も伝えないと、何かるのではないか、など良からぬ噂が家族葬の後から立つことも考えられます。
また、いくら家族葬とはいえ、一般的な社会通念が問われないとも限りませんし、会社の規定で連絡を定めているケースもあるからです。
会葬、香典、供花などの辞退を連絡する文面
決まりきった文面、というのはありませんが、ある程度のご参考として下記のような文例があります。
- 「内々の者だけで送らせて頂きますので・・」
- 「故人の遺言により家族葬にさせて頂きます。ついては弔問および香典はご辞退申し上げます」
- 「故人の希望により家族葬にさせて頂きます」
- 「家族葬を行わせて頂きますので、香典、供花、参列は遠慮いたします」
家族葬だということを明記すれば、参列自体を遠慮して欲しい旨は伝わります。
不安なのであれば、「故人の遺志」「家族葬」「香典、供花、参列を遠慮する」という内容を文面にとりこめば、相手にも確実に伝わります。