家族葬のご出棺から初七日まで。
ご出棺する際に火葬場へと持っていくものは、遺影写真、骨箱、位牌となります。
火葬場に御遺体が到着後、葬儀社が火葬許可書を渡し、許可されたら霊柩車からお棺を運び、炉前へと葬儀社の職員の手によって搬送されます。
そして僧侶による読経が終了後、僧侶、喪主、親族の順で焼香を行います。
場所によっては読経が行えない所があったり、焼香の変わりに拝顔の場合もあるので事前に確認しておきましょう。
そして、最期に合唱したのち、炉の中にお棺が運びこまれ火葬が始まりますが、お骨上げまで時間が空きます。
地方によって異なりますが、この時間は休憩をとったり、精進料理を食べたり、お茶菓子などを皆で食べながら故人との思い出話をしつつ職員からの案内を待つ時間となります。
お骨上げの時間になると職員が案内にくるので、みんなで拾骨に向かい、職員の指示のもとお骨上げをします。
そして、終了後埋葬許可書を受け取り帰宅となります。
初七日について
仏教の考えでは初七日とは「無事、浄土にたどり着けますように」と故人に対して祈る、残された遺族を心配し様子を見に来る故人に対し、故人が「心配いらないですよ」と伝える儀式です。
基本的に家族葬でも葬儀でも、初七日は行います。
ですが、最近は子供たちが就職などで遠くへ行ってしまっていたり、親族が遠くにいる家庭も増えてきています。
そのため、初七日を葬儀当日に行うケースが一般的になっています。
初七日法要についてですが、まず、法要の式場についたら塩で身を清めます。
僧侶が読経をし、喪主から順番に焼香をして終了となります。
また、ここでは法要という言い方をしましたが、仏事と呼ばれることもあります。