家族葬とお別れ会がワンセットになりつつある
お別れの会とは、家族葬や直葬で葬儀を行った遺族が、後日、故人と関わりのあった、家族葬で呼べなかった方を呼び、故人との告別式のことです。
名称は様々で、偲ぶ会や送る会などと称されることもあります。
よくテレビなどで「葬儀は、遺族近親者で済ませ、お別れ会を後日行う」という報道を目にすることがあると思います。
なので、お別れの会は、参列者の多い芸能人が行うものというイメージを多くの方が抱いていますが、一般の私たちでも行うことが出来ます。
最近の葬儀は、簡素な物が多く、密葬、少人数で済ませる方が増えています。
このように葬儀が変化するにつれ、「葬儀は家族葬で済ませて、親族以外で関係がある方は後日、お別れの会に招待しよう」という考えの方が増え、お別れの会と家族葬はワンセットになりつつあります。
直葬であっても、火葬後に友人や知人をメインにしたメンバーでお別れ会が設けられることもあります。
3つのお別れ会のタイプ
お別れ会のスタイルは、
- 1.セレモニータイプ
- 2.会食パーティータイプ
- 3.セレモニー&パーティーのミックスタイプ
大体この3つに分かれます。
1のセレモニータイプは、無宗教も同様に、宗教儀礼が必要で、会場正面に生花祭壇が作られ、告別式のようにすすめられ、故人の経歴、宗教者からの葬式儀礼の紹介、スピーチなどがあり、一人ずつ、献花をして終了です。
2のパーティータイプでは、弔礼と献花を始めにし、会食に移行されます。
立食が多く、セレモニータイプとは異なり、宗教儀礼が必要ないので、途中であっても献花を済ませていれば退出することも可能です。
3のミックスタイプは、告別式と献花が終了したら、別の会場へ移動し、会食へと進むことが多いです。
故人が好きだった音楽や、映像を流したり、愛用していた遺品、写真などを紹介したり、1、2と比べて少し明るい印象のお別れ会です。
様々なお別れ会がありますが、お別れ会のタイプを選ぶときに最優先されるのは、故人がどういったタイプのお別れ会を希望していたか、という点です。
あくまで、故人をおくりだす会でもあるので、そこを重点的に考え、よりよいお別れをして頂けるように考えなければなりません。