家族葬と仏教形式で行われる葬儀
メディアなどに人気の葬儀スタイルとして取り上げあげられている家族葬の中に自由葬がありますが、家族葬は、葬儀スタイルを表すものではなく、葬儀の規模を表す言葉、ということを覚えておきましょう。
家族葬に決まったルールやスタイルはなく、様々な要望に対応し、無仏教や、多くの仏教様式を好みに合わせて取り入れることが可能です。
宗教形式の中で、仏教形式は葬儀全般の7割を占めます。
仏教形式の次に多い宗教スタイルは、キリスト教、続いて無宗教、その他の順に並びますが、実際は、宗教形式より内容がフレキシブルな家族葬の中にある自由葬の人気も高まっています。
菩提寺とのトラブルを避けるためにすること
仏教様式が7割を占める大きな理由として、菩提寺が関係しています。
菩提寺に祀る場合、葬儀を指定された方法で行わなければ、菩提寺に墓地を設置させてもらえないことがあるのです。
家族葬を希望する際には、まず、菩提寺に連絡をし、僧侶を菩提寺から呼び、お経は菩提寺に頼むと菩提寺とのトラブルを避けられます。
また、キリスト教や神道で家族葬を行うのであれば、教会や神社に連絡をし、どうするべきかの指示を仰ぎましょう。
故人の宗教への気持ちを考慮に入れながら、葬儀プランを考えることで、後のトラブルを避けることが出来ます。