ご近所の方の家族葬について
近隣の方が亡くなったことを回覧板や自治会の通知で知ったときは、お知らせに会場や斎場の名前、日程が書かれていると思うので、その斎場に電話したほうがスムーズにことが進みます。
連絡すると、斎場の方が行われる家族葬が一般会葬を断っているか、断っていないかを教えてくれるので、断っていないのであれば、参列可能です。
そのとき注意しなければならないのは、香典についてです。
香典をお断りしているのであれば、参列のみにとどめておきましょう。
ただ「香典はお断りします。」と言われても気持ちとして遺族に何かを渡したいと思う方もいますよね。
そういったときには、御供として贈答用のお線香を渡しましょう。
香典や現金は絶対にNGです。
御供を贈るときには、必ず、「お返しはいりません」と伝えなければ、香典返しの準備をしていなかった遺族にとって、大きな負担になる可能性があるので、忘れないようにはっきりと伝えましょう。
何か渡したいのであれば、御供を
葬儀のときの香典代わりの気持ちとして渡した御供に関しては、渡してもトラブルになることは少ないのですが、四十九日が終了した後にもらってしまうと、やはり遺族側としては、葬儀が終わりホッとしているときにお返しを考えなければならなくなってしまいます。
なので、通常であれば、持参しなければマナー違反となるご仏前も、遺族のことを考え、持参しないほうがよいです。
とはいっても、人は気持ちを形にして表したいものなので、なにかを渡したいと願うのであれば、ご仏前としてではなく、葬儀同様に御供として、「お返しはいらない」とはっきり伝えて渡しましょう。