とても親しい友人など、すぐにでも駆けつけるべき関係にある方の訃報を受けた。
ぜひとも、最後の挨拶がしたい…。
そういう場合であっても、事情によっては、弔問を控えた方が良い場合もあります。一番に挙げられるのが、出産や慶事が間近にある場合です。
本人が出産間近であったり、身内の結婚式などの慶事が近くに迫っているような時…。
そのような場合には、たとえ不幸の知らせを受けても、喪家への思いやりとして弔問を遠慮するのが礼儀です。
すぐにでも駆けつけたい、その思いをこめて、心のこもった弔電を打ちましょう。
弔問できない理由を、特に説明する必要はありません。
「やむを得ない事情があり、欠礼させていただきます」などと、ぼかして述べるようにします。とりあえずの弔問は終えたものの、葬儀当日に慶事が重なって出席できない時も同じです。香典は郵送しましょう。
また、連絡を受けた本人が病気療養中や、高齢のために外出が困難な場合も、弔問を控えたほうが無難ではあります。
しかし、本人がどうしても最後のお別れをしたいという気持ちがあり、遺族側もそれを承知の上であれば、付き添いとともに弔問しても構わないでしょう。
無理をして先方に迷惑をかけることにならないよう、細心の注意を払ってください。
この場合、通夜や告別式は遠慮するようにします。
やむを得ない事情で通夜や葬儀に参列できない場合は、すぐに弔電を打ちましょう。
遅くても、葬儀の前日までには届くように申し込まなくてはいけません。
弔電の申し込みは、局番なしの115番か、NTTの支局、営業所、郵便局、インターネットなどで行うことができます。
電話での受付けは、午前8時~午後10時まで。午後7時以降は翌日の配達になるので、急ぎましょう。
インターネットでは24時間受付けてくれるので、忙しい人は活用してみてください。