霊安室(遺体安置室)の利用は3時間まで!?
病院で亡くなった方の遺体は、病室から霊安室(遺体安置室)へと運ばれます。
本来、霊安室とは‘遺体を短時間安置する場所’として設けられたものなので、長時間の利用が出来ません。
長く利用できたとしても、最高3時間位に設定されているところが多いようです。
利用時間が短いため、早めに自宅や斎場へ搬出しなければならないのです。
また、霊安室は専用の出入り口が設けられていたり、人目につかないように、地下もしくは1階に設置するなどの工夫があります。
霊安室はたくさんのご遺体が運ばれる場所
霊安室は病院の他にも、斎場、火葬場、警察(検死を行う施設)に設けられています。
また、病院では遺体は霊安室へ運ばれますが、どのタイミングで霊安室へ運ばれるのかは、それぞれの病院で違いがあります。
また、霊安室に運ばないケースもあります。
例えば、看護師などが行うエンジェルケアが終了してすぐに、病院から斎場や自宅へ輸送する準備が整っている場合です。
またこれは、あまり知られていないのですが、規模の関係で霊安室を設けていない病院もあります。
病院に設けられている霊安室(遺体安置室)は、遺体を安置する場所として設置された部屋ですが、先の通り、長く利用することが出来る場所ではありません。
次の遺体がいつ運ばれてきてもいいように、1つでも多くの空きを作らなければならないのです。
1日にたくさんのご遺体が霊安室へ運ばれる病院では、エンジェルケアが終了後すぐに輸出されることを1番に考えています。
なので、遺体の搬出を担当する業者の手配が間に合っていない場合でも、霊安室に遺体を安置する時間の上限を3時間までときっちり決めている病院が多いのです。
ですので、遺族の方は手配を急がなければなりません。
ですが、どうしても遺体を霊安室から出すことのできない事情もあると思います。
対応している病院は少ないかもしれませんが、やむ負えない場合には、半日ほどが霊安室を利用できる限度も設けられています。
ただ、すぐに手配できるように準備するようにしましょう。

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