悪徳の葬儀社と、遠方からの搬送
葬儀社によっては、輸送のみを頼むと「この病院で納棺しないと運べない」などのよくわからないことを言われることがあります。
ですが、そのようなことはないので、だまされないでください。
この言葉は、自社の利益をあげるために、最終的に棺を買わせようとするためのものなのです。
そして、そもそも病院で納棺することは出来ません。
病院で納棺すると、自宅が一軒家であれば、問題は少ないかもしれませんが、困るのは、マンションの場合です。
マンションについているエレベーターは、棺を水平に保った状態で搬送することが出来るほど大きくないので、納棺すると運ぶことが出来ません。
どうにか、家へ運び入れることが出来ても、棺はぶつけられて傷がついている可能性が高いです。
また、請求され、初めてぶつけられて傷がついた棺がとても高価なものだったと知ることもあるでしょう。
担架で遺体を搬送すれば、このようなトラブルが起きることもありません。
納棺は、死者に対して、とても大切な儀礼なので、葬儀社の文句に騙されず、病院では絶対に納棺しないようにしましょう。
遠方からの搬送
自宅よりも遠くで、家族を亡くした場合、搬送はどのようにしたらよいのでしょうか。
長距離の移動が考えられる場合には、3つの方法が良いでしょう。
①納棺して、寝台車にて陸地移動
現地の葬儀社から地元で引継ぎ可能な葬儀社を探す。
②納棺後、空路移動
現地の葬儀社で棺を梱包してもらい、地元の葬儀社に空港で引き継いでもらう方法です。
③現地で火葬し、地元でお葬式
この方法をとる場合は、菩提寺との関係性が重要になるので、菩提寺とよく相談してから行いましょう。
菩提寺によっては、別の場所で火葬した遺骨を受け入れてくれない可能性があるため、3の方法をとる場合には、注意が必要です。
どの方法にしても、長距離の移動となるので、家族と相談し、最善の方法を選ぶようにしましょう。

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