離檀料の相場とトラブルについて
離檀をするには、離檀料が必要になります。
ただ料金についてお寺に問い合わせも、基本的に「お気持ちで結構です」と答えられる場合が多いと思います。
このように言われては、離檀を考えている立場からすると、とても悩んでしまいますよね。
基本的な離檀料の相場は、大体5万円から20万円くらいが平均ですが、離檀料もお布施と同じ扱いなので、明確な額が決まっていません。
ですが、一般的には、法要で支払うお布施の額と同額を支払います。
離檀料に関するトラブル
このように明確な金額が決まっていないので、離檀を考えていることをお寺に伝えると予想もしていないような高額な額を請求されるというトラブルが起こっています。
しかし法的には、憲法20条を参照すると、離檀にかかる費用は法律で定められていない、とあります。
実は、支払い義務は存在しないのです。
離檀料を払うのは、あくまで、「任意」のことなのです。
檀徒加入契約解除のときに支払うのは、離檀料は金銭債権という扱いで、お寺側には請求権はないのです。
なので、予期せぬ高額な離檀料を請求をされたときには、黙って離檀料を支払うのではなく、専門機関に相談しましょう。
ですが、今までお世話になっていたお寺へ離檀料を全く払わずに離檀してしまうのはトラブルの原因になります。
このようなトラブルを回避するためにも、一般的な離檀料は支払いましょう。
また、突然、離檀してしまわずに、離檀する理由をきちんと伝えて、お寺からの理解を深め、改葬の手続きを、進めましょう。

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