菩提寺への貢献、戒名の位牌とお布施の関係ついて
現代では、普段から菩提寺への貢献をする家庭が減っていることも関係し、‘良い戒名(位牌の高いもの)’を貰ったときには、より高額のお布施でお返しが必要です。
貢献がないことなどの理由を知っていれば、頷けますが、昔の菩提寺と村の人たちの恩恵や信頼、心理的な支えとなっていた頃を知っている方が今と昔を比べたとき、現代で戒名を付けるときには、やはり、お布施の金額が目につくでしょう。
戒名には、‘極楽浄土へ故人が無事に辿りつき、往生できますように’という遺族の願いが込められているのです。
多くの葬儀が行われていますが、その中でも多く行われているのは、仏式葬儀で、日常的に仏教を信仰していない方でも、仏教と関わりきっかけになます。
仏教の考えを知っておくことで、戒名について柔軟に考えられる
仏教の考えとして、極楽へ行く故人との別れに、言葉や思想を持たせることは、残された人や、遺族にとって少しだとしても心を落ち着かせてくれます。
言葉や思想を持たせるのは、‘もう会えない故人との別れ’や、‘死別の悲しみ’を少なからず、軽くしてくれます。
故人が旅立った後に、苦しい思いや、さびしい気持ちにならないようにして欲しいという細やかな祈りから、菩提寺から戒名をもらい、送り出すのです。
仏教に貢献している、していないの意識はあまりなく、組織として菩提寺に所属しているという意識も薄い現代ですが、菩提寺の戒名に対しての考え方と、今の生活の中で少しだけ意識してみませんか。
少なからず、知識を付けておくことで、仏教徒の故人へ授ける戒名に対する考え方が、すこしでも柔軟なものになり理解も可能になるでしょう。

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