
魂の赤ちゃんとは、亡くなってすぐの故人の魂のことです。
残された家族が故人をお葬式後に供養するのは、魂の成長を助けるためだと言われています。
供養は、この世の生長儀礼と同様に行われます。
忌明けは出産、四十九日はお宮参り、百日法要はお食い初め、一周忌は初誕生、三周忌は七五三、十三回忌、という風に赤ちゃんの行事と重ねて考えられています。
子供は、7歳くらいまではよく病気をするといわれますが、魂も7周忌くらいまでは不安定な状態だと考えられます。
なので、ここで供養をさぼってしまうと、祟りが起こると考えられていました。
成人式や結婚式は三十三回忌で、ここでやっと、魂は大人になったとみなされます。
基本的な供養は三十三回忌で終わり、仏壇から神棚に移され、祀られるのが一般的です。
この時から、魂は孫を守ってくれる神様へと変わります。
供養とは魂を神へと育てるために大切な儀式
供養とは、魂を神へと育てることを意味します。
残された子孫の務めであり、とても大切なことなのです。
ですが、現代はお葬式や供養等のことに対して、難しく考える方が減っています。
今でも昔からある家は、仏壇と神棚が無理なく同居しているでしょう。
この二つが無理なく同居できるのは、このような昔の人の葬儀後の頑張りがあったから、とも言えますね。
基本的に、この世とあの世を上下に合わせて、この世の子供の成長とあの世の生長で魂を対比させています。
ですが、誕生から死までの神へと再生するまでの過程を後生として考え、全てが完成したとき、一生という考えをする場合もあります。

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