弔辞の文面の流れについて
弔辞の文面の流れについて、お話しします。
①弔辞は、【呼びかけ形式】で始めるのが主流です。
呼びかけ形式とは、あなたが故人を呼ぶときに使っていた言葉で良いでしょう。
【例】
○○先生、○○さん、など。
ですが、キリスト教は、呼びかけ形式ではありません。
それは、故人は神になり、召されて安らかに眠ることを祈るためです。
②故人の死に対する驚きを述べます。
【例】
「突然の知らせに、ただ呆然とするばかりです。」や、「突然の悲報に、言葉を失いました。」など。
とても驚いていることを、言葉で表現します。
③故人との関係を述べる一文を組み込みます。
参列者に故人と弔辞を読む方の関係性を、はっきりと分かりやすく伝えるようにしましょう。
④人柄や業績をたたえます。
この分は弔辞のメインです。
故人の人柄、業績をたたえ、感謝の言葉や、業績が伝わるようなエピソードがあれば、積極的に組み込むと良いです。
わざとらしい大げさな誉め言葉は選ばずに、自分の言葉で述べるようにします。
⑤お別れの言葉で締めます。
弔辞の最終部分、お別れの言葉です。
日本で多く行われている仏式の葬儀の弔辞では、「安らかにお眠りください」、「ご冥福をお祈りします」が多く使われます。
お別れの言葉の前に、遺族への慰めの言葉を入れると印象が良いので、余裕があれば、組み込むようにしましょう。
弔辞を読むとき
- ①霊前に進み、遺影に一礼します。
- ②左手に弔辞を持ち、左手でたとう紙を開きます。
- ③たとう紙をたたんで、弔辞の下へ重ねます。
- ④右手で開き、胸あたりまで持って行き、読みます。
- ⑤読み終えたら、包み直し、祭壇の方へ表書きを向けお供えします。
- ⑥最後に一礼して、席へと戻ります。
注意する所は、④の弔辞を持つ位置です。
これが低いと、姿勢が悪く不格好に見えるので、胸あたりで固定しながら読めるように、心がけましょう。

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