お墓から別の場所へ遺骨を移すー洗骨が必要な理由と洗い方
様々な事情があり、お墓から納骨堂へお骨を移す必要が出てきた場合、必要に応じて、お骨洗いが必要になります。
一般的な外にあるお墓へ埋葬した場合、納骨棺の状態によっては、土や雨水が骨壺の中に入っていることがあります。
骨壺の中に土や雨水が入ってしまうと、遺骨は汚れたり、臭いがあることもあります。
このような場合は、お骨を移す前にお骨洗いをしなければなりません。
洗い方がわからない場合や、破損が怖いときには、お骨洗いを専門にしているプロの方へ依頼しても良いでしょう。
料金は、2万円前後が相場です。
また、プロへ依頼する方の中には、専用の薬品の使用を希望したり、粉骨を希望している人もいるようですが、お墓から他の場所へ移すだけなら、水洗いして天日干しするだけで良いでしょう。
お墓から他の場所(納骨堂など)へ移すことを、改葬と呼びます。
遺骨の洗い方
セルフでのお骨洗いの方法をお話しします。
必要な道具は
- ビニール袋
- 洗濯用ネット(大き目のもの)
- バケツ
- マスク
マスクが必要な理由は、風などによって、小さなお骨や粉が飛ぶので、吸い込まないために、マスクがあったほうが良いでしょう。
洗い方としては
- ①ネットに遺骨を入れる
- ②バケツに水をため、そこへ遺骨を入れ、水が透き通るまで水をながら、優しく綺麗に洗う
- ③十分に水切りをする
- ④天日干しで乾かします(日陰)
- ⑤遺骨を入れる入れ物へ移します。(骨壷、骨箱、骨袋など)
この5つの手順で簡単に、個人でもお骨洗いをすることが出来ます。
ですが、汚れがひどい場合や、破損が怖い場合には、プロの方を呼びお任せしましょう。
また、近所の方の目が気になる方、遺骨を洗う場所がない、抵抗があるという方も自分で洗わずに、業者の方へ一度問い合わせてみましょう。

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