式以外でのマナー
通夜ぶるまいと精神落としや、法要後に行われるお斎では、参列者すべてにお酒や料理がふるまわれます。
参列者へのお礼や、お清めの意味が込められている故人供養のために行われるものです。
喪家にすすめられた場合、遠慮せずに参加し、一口だけでも頂くことがマナーです。
ですが、長居は禁物です。
ある程度の時間がたったら、退席しましょう。
場所によっては、宴会のような雰囲気になることがありますが、羽目を外してお酒を飲みすぎたり、大きな声で騒ぎ立てることのないようにしましょう。
通夜ぶるまい、精進おとし、お斎は、喪主が参列してくれた方や、僧侶などに接待をする場です。
僧侶が参加しているときは、最上座に座ります。
次に、世話役、会社関係者、友人、知人、親せきの順です。
そして、遺族や喪主は入口に近い末席と呼ばれる場所に座ります。
喪主が席を案内してくれた場合は、そこへ座るようにします。
乾杯ではなく献杯
通常、お酒を飲むときの掛け声は「かんぱい!」ですが、法要後は「けんぱい」と挨拶をします。
献杯は、精進おとしや法事、お斎の初めにします。
故人の位牌の前にお酒が供えられ、参列した方にもお酒と杯が渡されます。
喪主の挨拶が終わったら、親族か故人もしくは親しかった友人が、故人との思い出を語ったあと、静かに献杯と言います。
出席した方も、献杯と言い、同時に杯を掲げます。
通常の席では、乾杯の声がかかるとコップを上にあげますが、献杯では、杯を高くあげることはタブーです。
そして、杯をコップのようにとなりの人と合わせるのはNGなので、覚えておきましょう。
基本的な献杯の方法はこの通りですが、地域や宗派によって異なるので、注意しましょう。

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