お葬式に関する迷信は生まれた理由がある
世の中には、嘘か本当かわからないような迷信が多くあります。
今回は、お葬式に関する迷信をお話しします。
メジャーなのは
- 「友引にお葬式を開くと、故人が友達を冥途へと連れていく」
- 「火葬場から帰るときは行きと別の道を通らないといけない」
などではないでしょうか。
はじめの「友引にお葬式を開くと、故人が友達を冥途へ連れていく」というものですが、‘友引’というのは、仏教や宗教と1つとして関係性のない六曜という種類のもので、お葬式には関係を持たないものです。
次の「火葬場から帰ってくるときは行きと別の道を通らないといけない」は、「故人がついてこないように」という意味合いが込められています。
今、2つお話ししましたが、お葬式に関する迷信はとても多くあり、子供に関するものも多くあります。
その中でも、
- 「妊娠中にお葬式に行くと流産する」
- 「妊娠中に参列すると故人が寂しがってお腹の子を連れていく」
- 「妊娠中にお葬式へ参列すると子供にあざができる」
などは多くの方が知っていることでしょう。
ですが、これらはすべて迷信です。
妊婦に関する迷信は全て気遣いから生まれたもの!?
妊娠中の方に対する迷信が生まれたのには、誰もが納得できる理由があるのです。
それは、母体の安産です。
妊娠中は体調が不安定なので、お葬式で長時間座っていなければならなかったり、立ったり座ったりと体に負担になる動きが多いのです。
ですので、縁起が悪い理由からではなく、逆に「妊婦さんがお葬式へ参列しなくてもよいように」という願いが込められているのです。
また、これらの迷信は感染病にかからないようにするための口実として生まれた可能性も高いのです。
様々な迷信が世にはびこっていますが、全てをうのみにしてしないようにしましょう。
大切なのは故人を送り出す気持ちです。
もちろん、妊娠中の方は自分の体と相談しながら参列するかどうかを決めましょう。

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