
ご家族が地方に住まわれている、お世話になっている寺院も地方にいるとなると、必然的に故人様のお葬式も地方で執り行うことになります。
方法は次の二つの内のいずれかでしょう。
1)ご遺体を搬送して、地方でご葬儀をする
遺骨にしてしまう前に、故人様のお顔を参列の方々に見てお別れしていただきたいなどの想いがある方は、故人様を寝台車でご搬送します。
遺体の状況を気にされる方もいらっしゃるでしょうが、ドライアイスなどの手当をきちんとしておけば、さほど心配されなくてもよいでしょう。
2)死亡地でまず火葬にしてから、遺骨を地方に持ち帰る
まずご遺体を火葬にしてから、遺骨を地方に持ちかえって、後日「骨葬」にする方法です。
北関東や東北地方など、そもそも骨葬が一般化している地域もありますし、死亡から日が経過していてご遺体の状況が悪いために、先に火葬をしておくべきケースもあります。
費用の違いはどうでしょうか?
ご遺体を搬送してから葬儀をする場合には、ご遺体の搬送費+葬儀代金、が必要です。
搬送費は出発地から目的地の距離によって大きく左右されますが、数十万円の費用が掛かることもあるようです。
一方、先に火葬をする場合には、遺体の搬送費こそ掛かりません。
ところが火葬料が高額になる場合があります。
市営斎場や公営斎場では、火葬も行政サービスの一環ですから、無料のところもあれば、せいぜい5,000~10,000円程度で済みます。
ところが東京23区内などでは火葬料金が59,000円もします。
トータルでどちらのほうが高くつくかはケースバイケースというのが実情です。
また、ご寺院様には必ず相談しましょう。
先に火葬して遺骨にすることをよしとしないご寺院様もいます。
ご家族のご希望をお伝えした上でご指示を仰ぎましょう。

葬儀に関するご質問などどんな些細な事でも結構ですので、
なんでも私達にお聞きください
