神道の家庭祭壇
神道では、先祖を祀るとき、仏教とは祀(まつ)り方が異なります。
神道は、先祖を御霊舎(みたまや)もしくは祖霊舎(それいしゃ)へ祀ります。
神道の考えでは故人の霊は、祖霊になり、家の守護神となり、子孫を守る存在になるとされています。
不幸があり、御霊舎を新しいものを購入する場合、五十日祭までに用意するようにしましょう。
祖霊舎には、仏式の位牌と同様の意味を持つ、霊璽を飾ります。
神道では合祀祭と言って、五十日祭の忌明けの儀式を行います。
このときに霊璽を御霊舎へうつしますが、その時には、神鏡(霊が宿るとされている)も同時に納めます。
その他の神具の水器、木器、灯明具一式、お神酒徳利一対、榊(さかき)たて一対などが必要になります。
神道では、毎朝新しいお水をお供えし、礼拝をします。
また、基本的に御霊舎は神棚よりも低い位置に置きます。
神棚や御霊舎への基本となる礼拝方法は、顔、手を清め、口をすすぎ、神饌(しんせん)をお供えします。
神饌とは、洗米、水、塩の3品のことです。
軽くお辞儀をした後に、2回深いお辞儀をします。
神棚拝詞、祖霊拝詞をします。
拝詞のときは、思っていることをそのまま、心の中で念じましょう。
二礼二拍手一礼後、軽く頭を下げて終了です。
以上が、神道での礼拝の方法なので覚えておきましょう。
キリスト教の家庭祭壇
キリスト教では、カトリックでも、プロテスタントでも、祈りの場所は協会が基本となります。
なので、家庭に置く祭壇や飾り方に決まりはありません。
日本の仏教などと大きく異なるのは、一緒に供物をお供えする習慣がないことです。
キリスト教の家庭での祭壇で基本となる形は、棚の上などの少し高めの位置に、故人の写真を置き、生前好きだった花を飾ったり、好きだったものをお供えするのが一般的です。
キリスト教で使用するものを売っている専門店では、仏壇に似た家庭用のものが販売されているとこもあります。
専門店で売られている家庭祭壇は、タンスなどの軽い棚の上におけるようなシンプルなデザインものが多いです。
また、サイズもコンパクトです。
香炉や洗名などを書くための位牌も用意されています。

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