こう願う方は多いようです。
とはいえ、自宅で息を引き取る方は全体の12%程度だと言われています。
病院のベッドで亡くなったあと、せめてもの時間を住み慣れた自宅に連れて帰ってあげたいと願うのはご家族の自然の想いだと思われます。
蒼葉葬儀社では可能な限りお客様のご希望に沿えるよう努力をいたしますが、
ご遺体をご自宅にお運びする際に気をつけなければならいことをまとめておきます。
1)近隣の方々の目に触れることがあります。
もしもお客様が家族葬を希望されるのなら、あるいは不幸を近隣の方々に知られたくないのであれば、ご自宅安置にはリスクがつきまといます。
寝台車による搬入や搬出の際に目に触れてしまう可能性があるからです。
もちろん、それらを避けるために早朝や深夜のご希望にも応じますが、それでも100%とは言い切れないでしょう。
2)ご安置するお部屋までの導線は確保できていますか?
寝台車から玄関、玄関からお部屋までの導線で、故人様をお運びするスペースに余裕はありますか?
狭い箇所を曲がらなければならない、お身体を少し傾けなければならないなど、さまざまなことが想定されます。
3)ご安置するお部屋に最低2畳分のスペースがありますか?
故人様はお布団を敷いてお休みいただきます。
その手前に枕飾りと呼ばれる祭壇を設置します。
その手前にお参りの方のための座布団を敷きます。
こう考えますと、最低でも畳2枚分のスペースは必要になるかと思われます。
4)マンションなどのエレバーターにストレッチャーが入りますか?
通常のエレベーターであれば、その内部の奥に「トランク」と呼ばれる非常用の観音開きの扉があります。
これを開くことでストレッチャーをそのまま載せることができるようになっています。
ご自身のマンションのエレベーターを確認しておきましょう。
また、トランクの鍵は管理人でないと開けて頂けないでしょうから、病院を出発する際などに事前に連絡しておくのがよいでしょう。
5)寺院の読経が聞こえる
もしも寺院に枕経などに来ていただく場合は、読経が近隣に響くことがあります。
6)部屋に冷房はありますか?
ドライアイスのお手当は適切に行いますが、それでもご遺体にとっては冷たい環境の方が望ましいです。可能な限り、冷房のあるお部屋のご用意をお願いいたします。
いかがでしたか?
ご自宅安置をスムーズに行うために、いまからでもこのようなことを確認しておきましょう。
それでも蒼葉葬儀社は、可能な限りのご自宅安置をお勧めします。
故人様にとっても、ご家族にとっても、通夜や葬儀といった儀式の始まる前、最期のお時間をゆっくりと住み慣れたご自宅で過ごしていただきたいものです。
私たちも、誠心誠意のお手伝いをお約束いたします。

葬儀に関するご質問などどんな些細な事でも結構ですので、
なんでも私達にお聞きください
