遺贈の基本
遺贈とは、遺言に沿いながら、被相続人が自分の財産を処分するための方法の1つです。
被相続人が自分の財産をするためのものなので、原則は自由です。
遺贈に様々な負担、条件、期限を決めることもできます。
また、負担がついているものを、負担付遺贈と呼びます。
条件がついているものを、条件付遺贈と呼ぶので、覚えておきましょう。
この2種類は、基本的に同様の扱いをされますが、厳密な法的効果は違うので、覚えておきましょう。
負担付遺贈と条件付遺贈の違い
負担付遺贈の負担は、遺贈者が負う法律上の義務のことを言います。
この負担は、条件ではないので、負担を実際に行わなくとも、遺贈の効力が生まれてしまいます。
負担を実行しなかった場合は、別の問題が発生するので気をつけましょう。
また、条件付遺贈の条件は、停止条件であれば、条件が成立して、初めて、遺贈の効力が発生します。
解除条件ならば、条件成立後、当然、効力はなくなります。
遺贈が、負担なのか条件なのかは、遺贈の書き方で不透明な場合もあります。
受遺者が遺言の効力が始まった地点で、当然に受遺者が法律上の義務を負うかが基準になります。
ですが、原文の解釈が重要になるので、遺言の内容次第では、相続人同士でもめごとになる可能性が高くなるので、気を付けましょう。

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