故人様のお棺の中にお入れする物のことを副葬品(ふくそうひん)と呼びます。

副葬品の慣習は古来より行われてきました。
よく知られているところでは、死後に必要なものとして「旅支度」があります。白衣を身に着せて、草履を履かせ、編み笠を被せ、杖を手に持たせ、三途の川の渡し賃として六文銭を死者に持たせました。
日本の古い民俗では、へその緒や配偶者の毛髪、着物や人形を入れていたようです。
また世界に目を向けても、権力者には財宝を持たせたり、ネアンデルタール人の埋葬跡から見つかった化石花粉も、死者に花を手向けたことを実証しています。

副葬品の慣習は古来より行われてきました。
よく知られているところでは、死後に必要なものとして「旅支度」があります。白衣を身に着せて、草履を履かせ、編み笠を被せ、杖を手に持たせ、三途の川の渡し賃として六文銭を死者に持たせました。
日本の古い民俗では、へその緒や配偶者の毛髪、着物や人形を入れていたようです。
また世界に目を向けても、権力者には財宝を持たせたり、ネアンデルタール人の埋葬跡から見つかった化石花粉も、死者に花を手向けたことを実証しています。
現代の日本の葬儀では、火葬の前にお棺の中にお花を入れるのが慣例となっていますが、このほかにも、ご家族が望むものを棺の中に入れてあげます。
ただし、原則可燃のものに限ります。
理由はいくつかあります。
〇公害の原因になる
ビニール製品、化繊の衣類、発泡スチロール、CDなど
〇遺骨を汚してしまう
カン、ビン、ガラス製品など
〇火葬炉の故障の原因になる
テニスラケット、釣り竿、ゴルフクラブなどのカーボン製品、心臓のペースメーカーなど
〇燃えにくいもの
大きなぬいぐるみ、辞書などの書籍など
故人様のためにいろいろなものを入れてあげたいお気持ちは分かりますが、火葬場は公共施設でもあります。
ルールやマナーはきちんと守って、葬送に臨んでいただくことをお願い申し上げます。

葬儀に関するご質問などどんな些細な事でも結構ですので、
なんでも私達にお聞きください
