読経とは
お葬式で僧侶などが行う読経(どきょう)についてのお話しです。
読経には、仏教徒(僧侶)が教文を、音読するという意味があります。
この音読には、経は声をあげて読むのが基本で、仏前にて経を読み上げるという意味があります。
読経は、経典の意味を分かった上で、実践する、もしくは記憶し、多くの方へ知ってもらうために行っていたものです。
ですが、読経自体が宗教的な効力を持つようになってきました。
読経は、1人の僧侶が教文を見ながら音読することです。
また、暗誦することは誦経となり、数人の僧侶が行う読経は諷経と呼ばれることで区別されています。
読経の別名は、誦経(じゅきょう)、読誦(どくじゅ)、諷経(ふぎん)です。
読経は人生を幸せな方向へ導く
読経が行われるのは、お通夜、お葬式、法事のときに読み上げられることが多いので、死者へ送るものだと考えている方が多くいます。
ですが、実際、死者へ読経することによって、参列者、遺族、親しい友人などに、説法を説くことも行っているのです。
また、法要以外でも、常日頃から声に出して音読することで、読経を耳に出来るので、良い人生を歩むための教えを覚えることが出来るのです。
生きている間に起こる、辛いことや悲しいこと、頭を悩ませていることを減らし、幸せな状態へ導くための言葉や教えが書かれたのが経です。
自分自身をケアするために、読経へ救いを求める方もいます。
また、本来の読経のあり方は、ケアでもあるのです。
読経の意味について知っていれば、次お葬式に参列したときに、前回よりも耳を傾けて内容を聞くことが出来ますよね。
読経はよく耳をすませば、それとなく言葉を聞き取ることが出来るので、意味を紐解くこともできるでしょう。

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