仏式の墓参りの作法
お墓を掃除したあと、花や故人が好んだお菓子や果物などのお供え物や、線香をお供えします。
一般的に線香を束のまま火をつけて、線香立てに供えますが、墓参りの人数によって、線香を備えてお参りすると楽です。
手桶は、新しい水を使いましょう。
故人との縁の深い順番で、墓石にひしゃくでまんべんなく水を1人、1人かけましょう。
墓石に水をかけるのは、仏の喉を潤すと同時に清めの意味合いがあります。
水をかけたあと、合掌をします。
ですが、立ったままでは、腰を低くするか、しゃがんだ状態で拝みましょう。
また、墓地に先祖の墓が多くある場合は、古い先祖の墓から順に拝むのが失礼のない拝み方です。
また、お供えした果物やお菓子は、鳥などの生き物に食べ散らかされる可能性もあるので、お墓参りが終わったら、持ち帰りましょう。
帰りは、線香を燃やしきるようにしましょう。
線香を燃やしきれるほど時間がない場合は、水をかけるか、消しましょう。
線香を消すことで、火事の予防につながります。
大切な先祖のお墓なので守っていきましょう。
キリスト教の墓参
キリスト教のカトリックは、故人の命日以外は毎年11月2日に定められている‘死者の日’のみ墓参りをします。
また、この日は教会でミサが行われているので、その前にお墓参りをします。
プロテスタントの場合は、召天記念日の追悼会を牧師を招き、墓前で行います。
どちらにしても、墓参りの方法に日本との大きな違いはありません。
日本のお墓参りの方法と同様に、墓地を綺麗に掃除し、お墓などを備えて参拝する方法が一般的です。
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