御香典とお悔やみの手紙を書くときに意識すべき5つのことと文例
御香典は、案内状に「御香典はご遠慮致します」などの明記がない限り、必ず用意しなければなりません。
通夜とお葬式のどちらかに持っていきますが、どちらともに参列するときは、一般的には通夜で御香典を用意します。
通夜も葬式も参列することが難しいときには、郵送で御香典を送ることも可能です。
郵送するときには、お悔やみの手紙と一緒に御香典を不祝儀袋に包み、現金書留の封筒で送りましょう。
また、お悔やみの手紙を書く時には、白い無地の便箋を使い、濃い青のペンか黒のペン、もしくは、毛筆(筆ペン)を使用しましょう。
このとき、手紙の前置きとなる季節の挨拶や、頭語(拝啓、謹啓)、結語(敬具)などは必要ありません。
お悔やみの手紙を書くときには、
悲しみや驚きの気持ち、お悔やみの言葉、参列出来ないことへのお詫びの言葉、香典を郵送する旨、冥福を祈る言葉の5つで構成するように意識しながら書くと良いです。
通夜、葬儀に参列することが出来ないときに送るお悔やみの手紙の文例
<ここから>
(〇〇)様の突然の訃報に接し、大変驚いております。
(故人の喪主との間柄の敬称)様のご逝去に
心よりお悔やみ申し上げます。
かねてより御療養中と伺っていましたが
回復を心から願っておりました所に舞い込んだ訃報に
ただ驚くと同時に、御家族の悲しみはいかばかりかと察しております。
生前、お見舞いに伺った時は本人も回復を信じて療養に
専念されていただけに残念でなりません。
本来であれば弔問に伺うべきところですが、
やむを得ない事情があり、ご葬儀への参列が叶わないため、
こうしてお手紙を差し上げた次第で御座います。
なにとぞご寛恕ください。
些少では御座いますが、回向のしるしに香典をお包みしました。
御霊前に供えていただけますようお願い申し上げます。
御家族の皆様につきましては、御供養のためにもご自愛くださいませ。
略儀ながら書中にて謹んで御冥福お祈り申し上げます。
<ここまで>
文例自体はたくさんありますが、上はその中の一つです。
自分で文章を作る自信がないのであれば、
自分の故人への気持ちに一番当てはまるものを探してそれを使用するとよいです。

葬儀に関するご質問などどんな些細な事でも結構ですので、
なんでも私達にお聞きください
