音楽葬は自由度の高いお葬式ー選曲についてー
音楽葬は、様々なお葬式がある中で、一番自由度が高いといわれている自由葬の一種です。
音楽葬には、宗教やしきたりが存在せず、一般的なお葬式とは順序が違っています。
音楽葬では、曲を流すことがメインです。
音楽を流している間に、献灯や献花、喪主からの挨拶が行われたり、故人への別れの手紙が読まれたりします。
この際の一般的な流れは、献灯が終わったら、故人の好きな音楽を流し、故人宛ての手紙や、献花をし、最後に喪主となります。
選曲する音楽に困ったときは、王道な音楽を選ぶ
音楽葬で一番大切なのは、選曲です。
どういった音楽を選択するかによって、葬儀の雰囲気が大きく変わります。
音楽葬で多く選ばれるのは、クラッシックです。
クラッシックは、静かな音楽が多く、リラックス効果もあります。
また、音楽葬以外でも、使用されることが多いです。
クラッシックで選ばれるのは、
- バッヘルベル:カノン
- シューベルト:アベ・マリア
- ベートーベン:ピアノソナタ・悲槍
- バッハ:G線上のマリア
- ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
などが多く選ばれます。
ですが、基本的な音楽葬では故人の好きな曲をかけます。
なので、「どの曲がいいか迷ったとき」や、「数曲足りない」ときにクラッシックから選ぶとよいでしょう。
また、日本名では鎮魂歌や鎮魂曲と訳される、レクイエムも、お葬式の雰囲気に適した曲です。
レクイエムには、ラテン語で‘安息を’という意味があります。
この言葉は、キリスト教(ミサ)で、多く使われている言葉です。
なので、レクイエム自体に鎮魂が存在するわけではなく、葬送曲として使用する使い方が正しいとされています。
レクイエムは、フォームやモーツアルトが作曲した曲があります。
今あげた、クラッシック系や、レクイエム以外にも、歌謡曲、童話、j-pop、Pops、jazz、rockなどから音楽葬で流す曲を選ぶことが出来ます。
歌謡曲や童話は、参列者の多くが知っていることが多いので、共に歌い、故人を偲ぶことに繋がることもあります。
なにより、音楽葬で大切なのは、お葬式=悲しいというイメージに縛られすぎず、明るい曲も組み込んで、故人を偲びながら楽しいお別れになるようにすることが大切です。

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