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仏壇のリフォームと自由な祀り方

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古くなったお仏壇を新しいものに買い替えるのもよいでしょうが、ご先祖様が長らく祀られてきたものなので、小まめにメンテナンスをして少しでも長くご自宅に安置しておきたいものです。

お仏壇のリフォームには程度によってさまざまな方法があります。

〇簡易クリーニング(金額目安:1万円~数万円)
 ご自宅に出向いてお仏壇を清掃してくれます。

〇修理・修繕(金額目安:1万円~数万円)
 部分的な修理や修繕を受け付けてくれます。

  • 扉の蝶番の結合がずれている
  • 障子の桟が折れてたり、紗が破れていたりする 
  • 金箔が剥げている
  • 漆塗りの面に傷がある
  • 彫り物に欠損がある
  • 金具が錆びている
  • 線香やローソクの焼け跡がある
  • 仏壇内の電灯の調子がおかしい
  • 仏壇が全体的に傾いている

 など、部分的な修理や修繕で済むのであれば費用も比較的安価に済みますが、修理修繕の箇所の数にもよりますので、一度業者に見積もりをしてもらうのがよいでしょう。

〇洗浄(金額目安:10万円以上)

洗浄

 泡洗浄や専用の薬剤での洗浄を行います。主に業者が自宅に出向いて施工することが多く、1週間前後の日数を要することがあるようです。金箔や金粉部分など、家の人では触れない部分の洗浄も行ってくれます。
 唐木仏壇と金仏壇では、やはり金仏壇の方が手間がかかるため、費用も高めに設定されているようです。

〇洗濯(金額目安:数十万円~100万円以上)
 「洗濯」とは、お仏壇を工場に引き取り、すべて解体して、補修や新調などして再度組み立て直します。手間がかかるために2~3か月を要しますが、仕上がりは新品同様になります。
 費用はお仏壇の大きさや仕様によって大きく幅がありますが、「新しいものを買うくらいの金額」はかかるため、大きめのお仏壇の場合は100万円を超えることもあるでしょう。

【仏壇洗濯の一般的な流れ】

  • 解体(金具や、金箔や、宮殿、屋根、須弥壇、彫り物など、可能な限り解体します)
  • 洗浄(スチームや専用薬剤で洗浄します)
  • 欠損部の補修や新調(長い年月を経ると木地に使用されている木材も痩せたり欠けたりします。状況に応じて補修や新調して木地を組み立てます)
  • 研磨(仏壇表面を研磨し、均します)
  • 部品修理(後ろ板、天板、障子、金具や彫り物などを修理します)
  • 塗り替え(金仏壇の場合、カシューや漆を用いて一から塗りなおします)
  • 箔押し(金仏壇の場合、新しい金箔を押します。あるいは金粉を蒔きます)
  • 蒔絵(金仏壇の場合、蒔絵を施します)
  • 組立(ゆがみやずれなどがないよう、仏壇を再度組み立て直します)

〇仏壇のリメイク
 住宅事情から小さなお仏壇を買い替えるという方はとても多いのですが、代々祀られたお仏壇の部材を用いて小さなお仏壇に作り直すサービスを展開している業者もあります。費用や納期などにばらつきがあるようなので、詳しくは業者に訊ねてみましょう。

※ここで表記したサービス名や目安の金額はあくまで一般的なもので、業者によっても異なることがあります。詳しくは直接仏壇屋さんなどにお問い合わせください。

自由な祀り方の提案-現代仏壇

現代仏壇

大阪に本社を置く仏壇仏具メーカーの八木研が、1984年に「自由仏壇」を発表したのが家具調仏壇の始まりだと言われています。のちに八木研はこれを「現代仏壇」とし、商標登録を取得しています。

当初こそ仏教界や仏具業界の中でも異端扱いされていたようですが、消費者からのニーズに応える商品のラインナップはまたたく間に支持され、2000年代に入ると多くの唐木仏壇メーカーが参入、「モダン仏壇」や「京モダン」「新仏壇」などのラインナップを投入し、これらを総称して「家具調仏壇」と呼ばれています。

さまざまな家具調仏壇

 家具調とは言え、中にご本尊を祀り、仏具を並べれば立派なお仏壇になります。ご本尊にはスタイリッシュな仏像やスタンド型の掛け軸、仏具もガラス製品やステンレス製品など、家具調仏壇にあったさまざまな仏具が開発されています。
 

仏さまを祀らない

 特定の寺院や宗教に頼ることなく、自分自身の方法でお祀りしたいという方も増えていて、仏壇の中央に仏さま(宗派別のご本尊)ではなく、故人を示すもの、たとえば位牌や遺影や骨壺などを安置する方法もあります。

 これら、位牌も輪島塗のものやクリスタル性のもの、遺影用の額も木製のものやヴェネチアガラスのもの、骨壺も陶器やガラスやチタン製のものや、デザインやフォルムなど多様なものがあります。

箱型だけが仏壇じゃない

仏壇と言えば、台付きであれ上置きであれ、いわゆる「箱型」のものをイメージする方が多いでしょうが、オープンステージのものや壁掛けのものなど本当にさまざまです。ギャラリーに行きますと、家具屋さんのようなオシャレなデザインのお仏壇が溢れ、見て回るだけでも楽しむことができます。

手元供養とは

手元供養

 手元供養とは、遺骨の供養をめぐる方法です。一昔前までは遺骨はお墓に埋葬することが一般的でしたが、社会環境の変化でお墓の継承が難しい昨今では、遺骨をご自宅に置いておくという方法が選ばれている方が増えています。

家具調仏壇の中に骨壺を安置するだけでなく、石製のオブジェ、地蔵の焼き物、そして、遺骨を納めることのペンダント(竹製、金属製など)など、ニーズに応えるさまざまな商品が展開されています。仏壇においては、これら手元供養を前提として仏壇設計、仏具の開発が行われています。そもそもが宗教的制約がない商品なので、新規参入が多いのが特徴です。

自由な祀り方の背後にあるもの

 供養の多様化は、核家族化、人口の都市への流入、寺院の影響力の低下などの社会環境の変化に伴います。供養は、寺院のような専門家に委ねるのではなく、個人個人で行うものだという考え方が社会的にも浸透してきました。

 しかし、多様化は乱立を生んでいるのも事実です。そもそも供養とは遺されたものが行う死者と向き合うという行為を指すのであり、故人の供養はその配偶者や子どもだけではなく、将来的には孫やひ孫の行為にもなるわけです。手元供養をしている本人が亡くなった時、その遺骨をどうするのかという問題もありますし、子孫が手を合わせる場所がなくなるという問題もあります。

 30年後、50年後に現在提唱されている新しい供養の形が存続しているかどうかは、未知数と言えるでしょう。手元供養が支持されている反面、なんだかんだ言っても寺院の力を頼ろうとする人が数多くいるのも事実です。

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茂木さん
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