仏壇のさまざまな形状

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仏壇のさまざまな形状

仏壇の形状

仏壇は従来型であれ、モダンな家具調であれ、台付きや上置きなど、さまざまな形状があります。

それらの特徴に触れてみます。

台付仏壇

仏壇本体に下台が付いたものです。従来の一般的な仏壇の形状です。総高さは小さいもので140cm、大きいもので180㎝くらいのものまでがあります。

仏間に設置するのがよいでしょう。

現代の住宅で一般的な仏間寸法は幅が半間(90cm)で、柱内の有効寸法が80cm前後です。高さは鴨居(垂れ壁)の地面から框(畳から役10㎝程度立ち上がる横木)の天面までが170cmといったところでしょうか。旧家では仏間幅はさらに広く取られていることも多いです。

台付き仏壇は、基本的に上記の設計の仏間に仏壇を収めて、座布団に正座した時にお参りしやすいような寸法比率や仏具の配置が設計されています。下台は収納として用いられています。

金仏壇では15号(幅1尺5寸)、16号(幅1尺6寸)、20号(幅2尺)などと呼ばれます。どこの幅を測るかは、胴幅、胴内幅、中敷幅など、仏壇の産地によって異なります。また「号」ではなく「代」で表すこともあります。

唐木仏壇の場合は「幅-高さ」で言い表します。測る場所は仏壇本体の外寸です。たとえば「18-51」となると1尺8寸の幅(約54cm)に5尺1寸の高さ(約153cm)となります。

上置き仏壇

上置き仏壇

仏壇本体に下台がなく、コンパクトな仏壇です。家具や棚の上などに置くことから「上置き仏壇」という名称がついています。

小さいから安価とは限らず、安いものは数万円程度からあり、銘木使用の唐木仏壇や塗り仏壇の上置きだと100万円を超えるものもあります。総高さが45cmから大きいもので60~70cmくらいものです。置く場所によって拝む人との距離や高さの関係が変わります。

お参りしやすい場所と仏壇寸法をよく照らし合わせて選びましょう。また、上置き専用の仏壇台も販売されていて好評です。

上置きの号数は高さです。16号だと高さが1尺6寸(約48㎝)、20号だと高さが2尺(約60㎝)です。

地袋仏間用の仏壇

地袋とは、地板に接して作られた袋戸棚です。地袋用に設計された仏壇は極端に下台寸法が低く設定されています。総高さは100cmから120cmくらいでしょう。これは、作り付けの地袋の一般的な高さが40cmから60cmだからです。

たとえ総高さが鴨居の内側に収まったとしても、地袋の上に台付きを乗せると高さのバランスが不釣り合いになります。

仏壇は座布団に正座してからの視線を考慮して設計されています。家の仏間が地袋仕様の場合は必ず仏壇店に相談しましょう。

壁掛け仏壇

「現代仏壇」を展開する八木研の開発した仏壇です。

壁に取り付けが必要なため、別に取り付け費用や、大工さんの手配が必要な場合があります。配線なども含めて設置の前には必ず相談しましょう。

家具調仏壇の場合

家具調仏壇にも台付きや上置きはありますが、台付きは従来仏壇に比べて総体的にコンパクトです。

金仏壇の32号のように幅が100cm以上もあって高さが180cmくらいものはありません。また、寸法の伝統的な「号」や「代」で測ることもありません。

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