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臨済宗・曹洞宗・日蓮宗とその葬儀

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臨済宗

臨済宗は、中国で臨済宗を開いた臨在義玄が宗祖で、日本に臨済宗を開いた栄西(1141~1215)が開祖で、「禅宗」と呼ばれるものの一派です。よりどころとする経典は『般若心経』『観音経』『坐禅和讃』などです。ご本尊は釈迦牟尼仏。総本山は妙心寺(妙心寺派/京都)、建仁寺(建仁寺派/京都)など宗派の数だけ本山があります。信者数は109万5532人(『宗教年鑑』文化庁編/平成24年版、※諸派を含む)。

臨済宗とは、そもそも中国禅宗五家の一つで、中国(当時の宋)に渡った栄西が日本に持ち帰って開いた宗派です。中国からの渡来僧が開山(その宗派を創めた人)として、多くの宗派が開かれたのは、臨済宗が経典になどに依存せずに、法嗣(はっす)と呼ばれる、師匠から弟子に直接教えを伝承する方法が重んじられたからかと思われます。現在は14派に分かれています。

しかし、栄西の系譜は早くに途絶え、当時曹洞宗や黄檗宗に比べて衰退していた臨済宗を復興させたの白隠慧鶴(1686-1769)で、14全ての流派の中興の祖とされています。

曹洞宗が地方豪族や一般民衆に広まったのに対し、臨済宗は武家政権に支持されました。

さて、坐禅はもちろんのことですが、臨済宗の特色は「看話禅(かんなぜん」と呼ばれるもので、「公案」(禅問答のこと)を重んじます。経典や文字による教えの体系化をせずに、師匠と弟子が対面して直接教えていくことこそが良しとされているからです。

葬儀では引導、剃髪、授戒を行います。焼香回数は1回です。お称えする言葉は「南無釈迦牟尼仏」です。

曹洞宗

住職

曹洞宗は、道元(1200~1253)が開祖で、「禅宗」の一派です。よりどころとする経典は『正法眼蔵』『修証義』『般若心経』『観音経』『大悲心陀羅尼』などです。ご本尊は釈迦牟尼仏。総本山は永平寺(福井)、総持寺(神奈川)信者数は155万7604人(『宗教年鑑』文化庁編/平成24年版)。

曹洞宗の修行の基本は坐禅です。道元は「只管打坐(しかんだざ)」を説きました。坐禅が悟りへの方法や手段ではなく、ただひたすら座ることを重要とし、坐禅の姿がそのまま悟りの姿なのだと説いています。

そして坐禅の精神で行住坐臥(歩く、住まう、座る、寝るという生活をすべて)の生活に安住すること、座禅と日常生活は一つであることを説いています。

中国禅の流れを汲む臨済宗とは異なる面が多く、公案はせず、『正法眼蔵』を中心経典として、不立文字(文字や言葉による経典に依存しない)の教えとは異なります。

臨済宗が時の権力者の信仰を得たのに対し、曹洞宗は中央の政治権力との結び付きを避け、地方の豪族や一般民衆の中にとけこみ、信仰を得ました。また、道元はセクショナリズムを否定したため、臨済宗のような分派がないだけでなく、達磨大師から始める禅宗の流れの一派と見做されること自体にも嫌悪感を示したようです。

曹洞宗では一仏両祖を仰いでます。釈迦牟尼仏、高祖道元禅師、太祖瑩山禅師です。瑩山(1264-1325)は道元から4代目にあたり、曹洞宗の大衆教化にもつとめた高僧です。道元を宗派の父、瑩山を母にたとえて、両祖と仰いでいます。

曹洞宗の葬儀では、剃髪、引導、授戒が行われます。焼香回数は3回です。「南無釈迦牟尼仏」と唱えます。

日蓮宗

日蓮宗は、日蓮(1222~1282)が宗祖です。よりどころとする経典は『法華経』『自我偈』です。ご本尊は大曼荼羅。総本山は身延山久遠寺(山梨県)。信者数は389万5816人。諸派を含めると1326万4997人(『宗教年鑑』文化庁編/平成24年版)。

唯一宗祖の名前を冠しているのが日蓮宗です。日蓮の存在意義の大きさを物語ってます。
日蓮は、釈迦の教えの中でも『法華経』こそが釈迦の正法だと説き、『立正安国論』をまとめ、時の権力者である執権北条時頼に直接これを提出します。相次ぐ災害の原因は、正法である法華経を信じずに邪教である浄土宗などの邪法を信じているからだという内容で、浄土宗信者から襲撃され、北条時頼からも政治批判とみなされて伊豆に流罪となります。しかし、弾圧や迫害にもめげずに、生涯で400以上の著作を残し、3回の国家陳暁(弾圧や迫害を恐れずに権力者に対して率直に意見すること)を行いました。こうした日蓮の熱烈な教えと布教が、やがて多くの弟子や信者を得るにいたります。

日蓮宗の教えは、釈迦の正しい教えである『法華経』を理解し、実践することを説いています。その功徳は「南無妙法蓮華経」の七字にこめられているとし、この題目を唱えることを何よりも大切な修行としています。

日蓮宗の葬儀の本義は、霊山浄土に死者を導くことです。そのため、まず勧請(霊山浄土に在す諸仏諸尊をお迎えする儀式)をし、それから供養の読経、引導、法号(死者に授ける名。日蓮宗では「戒名」ではなく「法号」と呼ぶ)を授けます。

焼香回数は3回。唱える言葉は「南無妙法蓮華経」です。

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