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休眠口座になってしまわないように!秘密の口座は子供に話しておく

「休眠口座」とは、文字通り眠っている口座のことで、長い間、取引が全くない銀行の口座を指します。普段、メインで使っている通帳以外で「そういえば・・・」と心当たりのある方もいるのではないでしょうか。

今回は、この休眠口座と相続との関係についてお話ししていきたいと思います。

●休眠口座はどんな経緯で発生する?

就職をすると給料振込のために新たに通帳を作ることがありますよね。しかし、転職と同時にその口座を使わなくなるということもあります。

また、親が子供名義で口座を開設していることもあります。地方銀行の通帳は引っ越しとともに放置されているというケースもあるでしょう。多くの方は「残高がほぼないから存在を忘れてしまうのでは?」と考えがちですが、実はそうとも言い切れず、結構な金額が残されているケースもあります。

自分で忘れている口座ならともかく、親の通帳について、子供はすべてを把握しきれませんので休眠口座になってしまう確率が高くなります。

●休眠口座は最終的にどうなるの?

休眠口座
休眠口座については各金融機関で規定が定められていますが、一般的な法律では最後の取引から5~10年経過すれば「取引がない休眠口座」と判断され銀行の利益とできるとも言われています。実は、この休眠口座がなんと年間1000億円近くも発生しているとも・・・!

●秘密の口座があったら子供に話しておくべき

つい、うっかり忘れていた・・・という口座が休眠口座になってしまうことは、このようによくあることのようです。年間、数百億円レベルまでと言われていることから、その数の多さが分かりますよね。

しかし、これとは別に「へそくり」的な口座を持っている方も多いでしょう。へそくりですから、もちろん自分以外の家族には言いたくないと敢えて「秘密」にしていることがあるかもしれませんね。

また「秘密」は秘密でも、子供のために・・・と内緒の口座を子供名義で作っているケースも休眠口座で多いパターンです。しかし、通帳の存在を誰にも言わずに、自分が亡くなってしまえば、それを見つけることができなかった子供達は名義変更手続きをしないまま年月が過ぎてしまいます。最終的には休眠口座扱いとなり、銀行の利益になってしまいますよね。

また、税務調査の対象になって申告漏れを指摘されてしまうケースもあります。このように、秘密の口座によって、もったいないことになってしまうことがあります。

相続対策をするならば、忘れている口座がないか、そして秘密の口座は家族に存在を話しておくことが大切です。
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